関連法規ダイジェスト

企業会計基準委員会から公表された「連結財務諸表に関する会計基準」（平成23年3月25日）を踏まえ、財務諸表等規則、連結財務諸表規則及び中間連結財務諸表規則について所要の改正を行うもの。平成23年4月27日（水）まで意見募集。
＜主な改正の内容＞
１．財務諸表等規則の改正
現行の財務諸表等規則においては、財務諸表提出会社が特別目的会社に対する出資者である場合及び資産を譲渡した場合には、当該特別目的会社を当該財務諸表提出会社の子会社に該当しないものと推定することとされている。当該規定について、財務諸表提出会社が特別目的会社に資産を譲渡した場合以外は、当該規定の対象とならないこととし、出資者となる場合を削除。
２．連結財務諸表規則の改正
連結の範囲に含めた特別目的会社が有するノンリコース債務について、連結貸借対照表上、イ.ノンリコース債務を示す名称を付した科目で流動負債又は固定負債に表示することとし、または、ロ.社債又は借入金等に含めて表示し、当該負債の科目別にノンリコース債務の金額を注記することとし、その旨を規定。
また、社債明細表において、特別目的会社の発行している社債がノンリコース債務に該当する場合には、その旨を記載すること、また、借入金等明細表において、ノンリコース債務は、短期借入金及び長期借入金等とは別に区分して記載することとし、その旨を規定。