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平成21年07月17日

IASBディスカッション・ペーパー「リース:予備的見解」に対する意見

ディスカッション・ペーパー「リース-予備的見解」(DP)に対する日本公認会計士協会会計制度委員会のコメント。
<全体的なコメント>
現行のオペレーティング・リースを含むリース契約を、財務諸表上認識することを原則とする本ディスカッション・ペーパーのアプローチに基本的に賛成する。但し、例えば偶発リース契約のように、対象とするリース契約の内容により、目的と会計処理の結果が異なる可能性があり、より具体的な設例に応じた検討が必要である。特に、貸手の会計処理については、検討の結果が借手の会計処理に影響する可能性もあり、両者は同時に検討されるべきである。
<提案に同意しないもの及び疑問又は懸念のあるもの>
・非中核資産のリース又は短期リースを除外すべきか
・借手のリース料支払義務を、借手の追加借入利子率を用いて割り引いた、支払リース料総額の現在価値で測定するとい暫定的結論に同意するか
・リース料支払義務及び使用権資産の両方の事後測定について、償却原価ベースのアプローチに同意するか
・借手がそのリース料支払義務を公正価値で測定する選択を認めるべきか
・追加借入利子率の変動を反映するために、借手がリース料支払義務を見直すように定めるべきか
・借手のリース料支払義務には変動リース契約における支払額を含まなければならないとのアプローチに同意するか
・借手のリース料支払義務の測定に対するアプローチについて
・見積変動支払リース料の変動から生じる借手のリース料支払義務のすべての変動を認識するためのアプローチについて
・借手のリース料支払義務は財政状態計算書において区分表示されるべきか
・財政状態計算書において使用権資産はどのように表示されるべきか
・使用権モデルにおける貸手の会計処理に関するアプローチについて
管轄:日本公認会計士協会

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